芸能人の影響力について
昨日の夕方から、ずっとピエール瀧の保釈報道がテレビで流れていました。
19時のゴールデンタイムに入ってすぐ出てきたのは、ちょっと計算したかな?という印象ですが・・。
まぁ、個人的にあまり興味のある芸能人ではないので、どうでもいい感が強いのですが、ミーハー気分で動画配信サイトの方で、本人の出てくる瞬間と、生謝罪を見ました。
頭を下げるピエール瀧に対して、恐らく一般人であろう男性の声で「逃げるなよ!」
「めげるなよ!」「がんばれ!」という声が飛び交っていました。
去年の元モーニング娘。吉澤ひとみのひき逃げ事件のときも、本人が保釈されて出てきたとき、ファンらしき女性が「がんばってーーー!」って叫んでいたのを覚えています。
悪いことをした人間に対して、さすがに擁護はできないにせよ「頑張って」という激励だったり、これからも変わらず応援したり、ファンの心理って本当に思いを切り離すことができない、複雑な心境だったりするのですよね。
客観的に見ていると、芸能人ってそれだけ影響力の強い立場の人間なんだなと、つくづく思います。
もう10年くらい前でしょうか。
酒井法子さんが覚せい剤で逮捕されたとき、めちゃくちゃショックを受けました。
アイドル時代から大好きだったし、曲もたくさん知っていたし、ドラマも大好きでした。私の中では、アイドルだった酒井法子さんのイメージそのものだったのです。
そのイメージが一瞬ですべて打ち砕かれるって、けっこうな打撃です。
一連の事件の中で、もう私の中では昔から大好きだったあの「のりぴー」はいなくなってしまったのです。
でも、理屈ではわかっていてもなんとなく、「これは夢なんじゃないか」「本当はのりぴーは悪くないんじゃないか」って、錯覚を起こしてしまうのです。
なんかあの頃は、すごく辛かったですね。
酒井法子っていう一人の人間であるはずなのに、芸能人でありアイドルとしての酒井法子さんしか見えなくなる瞬間ってあるんですよね。
吉澤ひとみの事件のときも、被害者のいる事件を起こしてしまったにもかかわらず大勢の前で「がんばって!」は正直ありえないですよね。実際にネット上で「擁護するような発言なんて最低だ」と叩かれてました。
でも、あれが本当のファン心理ってやつなんだと思います。
国民性みたいなのもあるのかな?
例えば韓国だったら、ちょっとありえない話しだと思います。
だから芸能人って、人に与える影響力がものすごく大きいのです。
だからこそ、それ相応の生き方をしていかないといけないと思います。
「いやいや芸能人だって一人の人間なんだから。」
っていうのは、ないかな。
東国原英夫さんがよく芸能人・著名人を「準公人」と言っていますが、本当にその通りだと思う。
それでも公人・準公人の不祥事はこれからも続いていくでしょうね。
ファンの気持ちもそうだけど、多額の損害を受ける企業なども金銭的な打撃を考えると、本当に・・どうしてやってしまうんだろうとしか思えないですよね。
最後に、今回の事件の最初の一報を聞いたとき、電気グルーヴのピエール瀧といえば私の中で真っ先に「みなさんのおかげです」のノリさんが浮かんできたのはかなりレアでしょうか??
ぜひぜひYouTubeで「ピエール瀧 とんねるず」で検索してみて下さい。
彡(´∀`;●)彡